30代中盤で社内新規事業のマネージャーをやらせていただいております。
しかし、転職を悩んでおります。
これは新卒で入社以来、初めてのことです。いやあ、なかなかしんどいですね、これは。
このブログは、自分の思考の整理のためも含め、これを読んだ方がどんな事を思うのかの意見も是非聞きたくまとめるものです。実際、リアルな知人に相談したところ「甘いですよ」とバッサリ言われました。まあそうなんでしょう。
正直、転職するか否かはまだ自分の中で決めかねています。ひょっとしたらしないかもしれません。ただ、なかなか決めきれず心情がころころ変わってしまういい歳こいたおっさんの末路をなるべくリアルタイムで皆様にも楽しんでいただきたく。
なぜなら、この歳で転職を考える人って、きっと同じようなことに悩むんじゃないかなと思っているからです。傷、なめ合いましょう。もしよろしければコメントください。
あ、以前、別のところで書いた記事がネットで異様に拡散されまくったことがあって「ネットって火がつくと怖いんだなあ」と思ったことがあるので私の個人や会社名が特定されるような表現は避けます。その代わり、いろんなことを気にすることなく素直に書いていきます。
これまでのキャリアについて
そこそこの私大を卒業後、なんとなくの経緯で入社して早十数年。実はそこそこ順調なキャリアを歩んできました。今でもそうですが、職種は営業。光栄な賞をいただいたことも何度かあり、また年収も結構高い方だと思います。
そんな中、まだ市場にない領域で新規事業をやれ、と命を受け、この3年ほど、新規事業に取り組んできました。そうです、会社からは結構期待されていたんだなと改めて思います。
結論から言うと、この事業はマネタイズという意味ではあまりうまくいっていません。理由は幾つかあります。
1:私にマネタイズの関心がそこまでなかった
「何を甘いことを言っているのだ」と思われるでしょう。しかし、本当なんです。営業の最前線にいた時から感じていましたが、わたしは会社としてお金を稼ぐということにそもそもあんまり興味がありませんでした。勿論、自分なりに考えてやってきました。ただ、収益が上がらないことに胃がキリキリするほど取り組んできたかと言われるとそうでもありません。私が関心があったのは企画です。世の中におもしろがってもらえるような企画、見た人がワクワクするような企画を考え、それを世の中に出していく過程が最高に好きな瞬間でした。
ただ、問題はそれが「お金を払ってまで」にはならなかった事。わかってます。そんなのは個人の趣味の範囲ですね。ただただ、私自身にセンスと実力がなかったんでしょう。
2:期待されている割に投資がなかった
これは愚痴になります。認識が甘いのかもしれません。でも、私が感じている事です。
この新規事業は私含め数人で運営しておりました。片手で足りる人数です。この人数で企画と営業とサイトやSNSの運営、広報、宣伝、その他諸々の運営を行っていました。
私が所属している事業部が赤字事業部ということもあります。余裕がない中で(ないから?)新規事業をゼロからスタートしていました。
だから、使えるお金も僅かでした。収益性がない事業に投資なんてするわけない、それはよくわかります。ただ一方で、「どうなるかわかんないけどとりあえずやってみろ」というふわっとした感じで始まった中で全員で一生懸命やっていく中で「もっとお金も人も欲しい。もっとそれぞれの専門に集中したい」と思っていた事も事実。本当にいろんな事が中途半端になっていました。営業活動も満足にできないのですから、収益が上がらないのはそりゃ当然です。
「それをどうにかするのがお前の仕事」。まあ、理屈は分かります。その通りなんでしょう。そのために高い給料払ってるんだと言われたらぐうの音もでません。
でも、残念ながら私にはその実力はありませんでした。
会社が期待している事と私自身が認識している自分の実力と適性のミスマッチが起きたのだと思います。
自分の実力の相応の年収で転職する、まあそれが当たり前の発想でしょう。しかし、私には家族があります。また住宅ローンもたっぷりとあります。正直、今までの年収ベースでのローンを組んでしまっているので、ここから年収が下がるのは家計的にかなり苦しくなります。
まあそんな事で悩んでいる、というか苦しんでいる中年です。しばらくお付き合いください。
備忘録も兼ねて、今後はこんな事について書いていきたいと思っています。
・30代の自分が何故今会社を辞めようと思ったのか
・30代のマネージャーが会社を辞めるのってそれなりに無責任?
・30代の自分の市場価値をどう捉えるか
・30代の自分のやりたい事ってどう考えるのか
・30代の自分の収入をどう担保するのか
ではでは。