30半ばにして初めて自分のその後の人生について考えたおっさんの顛末リアル更新

30代の転職鬱について

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さて今回はどんよりとしたお話。鬱について。転職鬱についてです。

そんな言葉があるのかどうか知りませんが、転職を検討する人はきっと同じような事に悩んだりしているのではないでしょうか。

私の場合、それは唐突にやってきました。きっかけは上司からの恫喝です。辞めるつもりがある事を匂わせていたのですが、面談のときに上司の恫喝が爆発したのです。以前にも書きましたが、元々そういう事がある人だという事は知っていました。ただ、それを直接食らったのは初めて。聞くと見るとじゃ大違い、というやつです。

 

それからというもの、「もう会社をやめたい」と深刻に思うようになりました。

ただ一方、また辞めると言うと更に恫喝されるのではないか、というのが本当に強くなりました。

また同時に、自分が何ができるのだろうか、他の会社から評価されなかったらどうしよう、と思いました。転職できなかったら、勿論今の会社で頑張るしかないわけですが、あの恫喝をまた食らうのか、ずっと我慢したまま、この先一生この会社に捧げるのか、と思うと、本当に憂鬱になりました。

もう思い切って退路を断って辞めてしまおうかとも思いました。精神衰弱のふりをして会社に行くのをしばらくお休みすれば恫喝される事なく辞めれるんじゃないかとも思いました。実際、私の先輩は何人か鬱になって会社を休んでいます。前例があるから、話としては通じやすいんじゃないか、と。

 

しかし、私には家族があります。家買っちゃったのでローンもこれから始まります。このタイミングで休んで、そのまま辞めたとしたら、一家全員路頭に迷います。

 

そんな事は、できるはずがありません。では、私はこのまま奴隷のように生きていくのか。

 

そんな事が堂々巡り。風邪を引いても食欲だけは減らない私が、飯が喉を通らなくなりました。常に胸の動悸が激しく、不安と無気力と焦燥感にかられるようになりました。

 

飲み会はドタキャンし、趣味である音楽も、ずっとひたすら、確か三日くらい同じ曲を延々と、一曲だけを延々と繰り返す。

出張中は誰かと繋がっていないと不安で仕方なく、元部下や転職した先輩たちにチャットで構ってもらいました。

 

ネットを開けば「転職 鬱」とか「転職 上司」などと検索するようになり、仕事の虫の筈の私が仕事をする気にならず先延ばしに。

家に帰り娘の顔を見ると涙が出そうになる。妻との会話もイライラしてしまい途中で切り上げる。

ああこれはもう、やばいな、ダメだ、と思い、以前書いた転職エージェントに登録したりしました。

 

まさか自分の身にこんな事が起こると思いませんでした。

病院に行ったわけではないので鬱かどうかはわかりません。軽はずみに使っていい言葉じゃないとも思っています。

それでも私は、辛かった。不安で不安で、もう将来には絶望しか待っていないと思って呆然としていました。

 

これは、辛いですね。初めてです。

 

幸い、今はある程度安定しています。たまに、いいようもない不安や絶望や徒労感を覚える事もありますが、基本的には大丈夫です。

上司と話して、その時に恫喝されずに今後の会社生活に光明が見えたせいもありますが、このブログを始めて思っている事を吐露する場所ができたから、というのもあります。

 

精神的に辛い方、ブログを始めましょう(笑)。結構、楽になるもんです。

 

では!